アエグレ・マルメロスの基礎知識
最近はいろいろな果物が店頭に並ぶようになってきましたが、まだまだ今までに聞いたことが無いような果物もたくさんあります。「アエグレ・マルメロス」もそのひとつです。
科名はミカン科、属名はアエグレ属、英語名はいろいろあってBengal quince、Stone apple、Wood apple、Bael fruitなどです。
原産地はインド・パキスタンからカンボジアまでとされていますが、一部日本でも栽培されています。現地名は「BEL・ベル」です。
果物として直接輸入されていないようですが、Bengal quince の飲み物(アエグレ・マルメロスの別名)などはタイからのお土産でもらった人がいるので、いわゆる加工品としては入ってきているのかもしれません。
種小名はmarmelosで、マルメロに似ているという意味だと考えられます。ちなみにマルメロはマーマレードの語源にもなっているとされる果物で、コレの場合は実を生食できますし、ドライフルーツとして食べたり、ジュースになったりしています。
「アエグレ・マルメロス」もジュースになったりするわけですが、若い葉や新芽なら野菜としても使われているようです。ミカン類の葉は普通は1枚ですが、この植物の場合は3枚の小葉からできた複葉になっています。3枚小葉ということではカラタチの葉に似ているということになります。ちょっと不思議ですね。