アエグレ・マルメロスの健康効果
「アエグレ・マルメロス」の健康効果ということでは、クメール伝統医療との関係を話さずにはいられないでしょう。
クメール伝統医療の発祥となるカンボジアという国は、山、丘、海などいろいろな自然、メコン川、トンレサップ湖周辺の肥沃な土地に恵まれていて、従って、伝統医療に不可欠となる動植物や天然ミネラル成分など資源が豊富に存在しているのです。
こうした土地柄から、古くはアンコール王朝時代より、クメール伝統医療を独自に発展させてきたのです。アンコール王朝時代(9~15世紀)に発達したのが古来カンボジア医療であり、インドの伝統医療であるアーユルヴェーダ、中国の漢方理論、更には海外の医療を元にしているようです。
古代のカンボジア人は、こうした理論に、地元信仰、迷信までも取り入れて、まさに独自の医療システムを作り出していったようです。そのため、カンボジアのハーブ等素材は非常に多くて、何十種類にも及んでいるのでしょう。
薬効に関する経典があり、現代カンボジア社会においてもクメール伝統医療はいきづいています。多くのカンボジア人が伝統医療を西洋医療と混合して用いており、「アエグレ・マルメロス」も、そうした伝統医療におおいに利用されているわけです。