アエグレ・マルメロスの味と健康効果

アエグレ・マルメロスの味

 

そもそも「アエグレ・マルメロス」名称にまるで馴染みのない人が多いわけで、似ているとされる「マルメロ」でもあまり有名ではありません。ヒントとしてはマルメロの近縁となる「カリン」を想像してもらったらいいのかもしれません。「カリン」なら喉アメなどがよく店頭にも出ているのでピンとくると思います。

 

秋が旬のマルメロは別名で「西洋かりん」という呼び方もされ、その通り外観がかりんに似ており、熟してくると果皮が明るい黄色になって、実からいい香りが漂ってきます。こちらは新鮮な状態なら生食もできます。

 

しかしやはり、果実酒、ハチミツ漬け、ジャムなどでの利用が多くなっています。こうした点では「アエグレ・マルメロス」も共通性があると思います。

 

国内でのマルメロの産地は涼しい地域となる、長野県、青森県、秋田県などで盛んですが、「アエグレ・マルメロス」に関しては伊豆大島の健康植物の農園などで少量栽培しているにとどまっているようです。

 

味についてはむしろ、ポンカンをイメージした方がいいかもしれません。カンキツ類ポンカンの原産国はインド北部スンタラ地方で、同じくインドが原産国となる果物が、オレンジ、「仏の手」と呼ばれるミカンの一種ブッシュカン、そしてアエグレ・マルメロスも挙げられるからです。